cairo ベースのグラフは，アンチアイリアスのためか非常にきれいです。
また，フォントのGTKで定評のあるpangoとfontconfigでフォントを扱っているため，gdより
簡単に他国後フォントに対応できるので日本語の使用もgdの場合よりかなり楽です。

Unixyな環境（Xベースの環境なのでCygwinも服務）ではcairoベースのpng terminalは特に
問題はないようです。あまり関心がなかったのですが，windows版pngcairo terminalで
フォントの一部が表示されなくなるバグがありました

Allin Cottrell さんがwindows版のを2009-11-06のcvs版で修正されました。
それを利用して作成したグラフが以下のようです。
http://www.geocities.co.jp/tmgpltwin/Files/Files.html#0034

set term pngcairo
set title '日本語' font 'MS-MINCHO'
set out 'testpngcairo_Kanji.png'
plot sin(x)
set out

のようにかけばshift-jis でもちゃんと日本語が表示されます。

ただしpngcairo　terminalとwxt terminalは一部コードを共有しているせいのためか
グラフがall.demを走らせると見栄えがよくなったものもありますが，デモによっては
グラフが妙にひしゃげたりしてしまうようになりました。

pngcairo　terminalも上のような簡単な例はきれいなのですが，複雑な図だとおかしく
なる可能性があります。

そういう問題があることを承知であえてアップロードしました。
多くの人にテストしてもらうことで，欠点を早く洗い出したほうがいいのかなとおもった
からです。

http://www.tatsuromatsuoka.com/gnuplot/Eng/winbin/
の
0004 gp45-winbin_2009_1106.zip
0005 gp45-winbin-wxt-diff_2009_1106.zip
に試験版をおきましたので，テストしてみてください。

よろしくお願いします。

〔ツリー構成〕

【2136】 windows版のpngcairo　terminalの改良とwxt terminalへの副作用？ 2009/11/8(日)21:54 松岡 (1452) ≪