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2010/8/17(火)19:14 - 竹の - nolm01.iee.niit.ac.jp - 4327 hit(s)
kakuto さんの 2297 のパッチに関する話題ですが、前のスレッドはだいぶ
長くなってしまいましたので、新たにスレッドをたてます。
話は、png/jpeg/gif terminal でのフォント指定が、FontConfig 対応の
gdlib を使うと FontConfig でのフォント指定しかできず、従来のフォント
ファイル (TrueType 等) を直接指定することができなくなる、という問題
で、それに対して kakuto さんが gdlib に 2297 にあるパッチを当てれば
うまくいくのでは、という話でした。
今回それを試してみたのですが、以下のような問題があることがわかりまし
た。
(1) そのパッチによって gdlib で可能になるフォント検索の切り替え機構
は、確かに現在の gd.trm に導入されていて、まず従来のフォント検索を行
い、だめな場合に FontConfig を使用する、という形になっているが、それ
は set terminal のオプション用にしか入っておらず、set title や set
xlabel 等のフォント指定では効かない
(2) gdlib のデフォルトでの FontConfig によるフォント検索では、特に
PostScript フォント名 (例えば Symbol 等) のフォント検索がかなり厳密
な仕組みになっているため、要求するフォントにマッチせずに
gdImageStringFT: fontconfig: Didn't find expected font family.
Perhaps URW Type 1 fonts need installing?
のようなメッセージが出ることがある
このうち (1) の方は、gd.trm の PNG_set_font (と ENH_GD_FLUSH) にもそ
ういう仕組みを導入すればいいのですが、そもそも kakuto さんのパッチを
当てていない gdlib は、そのパッチが可能にする切り替え機能を持ってい
ないわけで、「kakuto さんのパッチを当てた gdlib を仮定して」gd.trm
の修正を行っても、それが本家の gd.trm に採用されるかどうかは不透明で
す。
本来なら、まずは gdlib の本家の方に kakuto さんのパッチを採用しても
らった上で、そのような gd.trm の修正を gnuplot の本家に送るべきでし
ょうが、gdlib の開発が止まっている状態では身動きが取りづらいところ
です。
# しかし set terminal のオプションのところでは、なぜか kakuto さん
# のパッチを当てた gdlib を仮定したコードが gd.trm に見受けられるん
# だけど、これはもしかして開発者が使用している linux 用の gdlib に
# そういう独自のパッチが当たっているのか ? もしそうならそれを仮定し
# た修正を送る、という手はありそうだけど ...
また (2) の方は、gdlib のコンパイル時に NO_POSTSCRIPT_ALIAS を 1 に
定義すれば解決するようですが、今度はゆるすぎて、やはり目的とするフ
ォントを使ってくれない、という場合もあるようです。ただ、このように
すれば一応 fc-list で表示されるフォントなら検索することはできる (必
ずしもそれを使ってくれるとは限らないよう) ので、多少はましだと思い
ます。
さて、(特に (1) に関しては) どうしたもんでしょうか。
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【2318】 gd.trm でのフォント指定の問題 2010/8/17(火)19:14 竹の (2429) |
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