3463 配列に関する新規機能 |
gnuplot の開発版で、配列に関する新規機能がいくつか追加されました
ので報告します。
・配列をユーザ定義関数の引数、および返り値にすることが可能に
ドキュメントには、内積を計算する以下の例があげられています。
dot(A,B) = (|A| != |B|) ? NaN : sum [i=1:|A|] A[i] * B[i]
・部分文字列同様の書式で部分配列の指定が可能に
ドキュメントには以下の例があげられています。
array T = [ "A", "B", "C", "D", "E", "F" ]
U = T[3:4]
# U の宣言は不要で、U = [ "C", "D" ] となる。
・配列の要素を検索する関数 index(A, x) (A[i]=x となる i を返す)
が追加
x は、任意の数式、文字列が可能で、型と値の両方が一致した場合に i
を、なければ 0 を返します。例えば、
array A = [ 4.0, 4, "4" ]
の場合、index(A, 4) = 2, index(A, 2.+2.) = 1, index(A, "D4"[2:2])
= 3 となります。
これらにより、かなり大掛かりなことができるようになった気がします。
例えば、シンプソンの公式とか、ルンゲ=クッタとか、簡単にサブルーチ
ン化できそうですね。
〔ツリー構成〕
【3463】 配列に関する新規機能 2021/6/25(金)13:58 竹の (909) |
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