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1601 re(4):極座標表示の目盛り
2007/6/28(木)14:32 - 竹の - nolm01.iee.niit.ac.jp - 4934 hit(s)

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今のマニュアルの set polar には以下のように書かれています:

----- ここから -----
version 3.7 では、極座標モードにおいていくつか変更がなされ、よって、
version 3.5 やそれ以前の版用のスクリプトには修正が必要になるでしょう。
主な変更は、仮変数 t が角度として使われるようになったことで、それによ
り x と y の値の範囲が独立に制御できるようになりました。その他の変更は
以下の通りです:
1) 目盛りはもう 0 軸に自動的にはつきません
-- `set xtics axis nomirror`; `set ytics axis nomirror` を使ってください
2) 格子が選択されてもそれは自動的に極座標には従いません
-- `set grid polar` を使ってください
3) 格子は角度に関してはラベル付けされません
-- 必要なら `set label` を使ってください
----- ここまで -----

ここに書かれているように、gnuplot-3.5 を使うと、一応 r (0 軸への目盛と
見出し)、とθ (0,90,180,270 度への見出し) がつきます。かなり不十分です
が、gnuplot-3.5 を使う、という手もあるかもしれません。gnuplot-3.5 では

set polar
set grid
plot 1

とします。beta バージョンであった gnuplot-3.6 から上のような仕様になっ
たようです。多分、3.5 のやり方だと 90 度毎の角度にしか見出しがつけられ
ないことと、任意の間隔で見出しを付けようとすると、文字をどこにどのよう
に書くかが問題となるのでやめたんではないかと思います。


ところで、1596 では、CVS 版 gnuplot (正確には、1596 では gnuplot-4.2
と書きましたが CVS 版 gnuplot-4.3 の誤りです) の疑似ファイル "+" と
with labels を使おうとしたが極座標やパラメトリックモードには対応され
ていないので、と書きましたが、ふと考えたら、multiplot を使えばいける
かな、と思いつきました。

例えば以下の通りです。

----- ここから -----
reset
set multiplot
# グラフの描画
set polar
set grid polar
plot 1
# 角度見出しの描画
unset polar
unset key
unset xtics
unset ytics
set sample 13
# 30 度毎なので、360/30 +1 = 13
set xrange [-1:1]
set yrange [-1:1]
set angle degree
tr(x) = 180*(x+1)
plot '+' using (cos(tr($1))):(sin(tr($1))):(sprintf("%d",tr($1)+0.5)) with labels
unset multiplot
----- ここまで -----

実際には、ちょっと書く場所がややずれるので、細かい調整が必要ですが、一
応考こんな感じの考え方でできなくはありません (要 CVS 版 gnuplot-4.3)。


〔ツリー構成〕

【1594】 極座標表示の目盛り 2007/6/13(水)17:48 yama (446)
┣【1595】 re(1):極座標表示の目盛り 2007/6/14(木)02:59 松田七美男 (241)
┣【1596】 re(2):極座標表示の目盛り 2007/6/14(木)19:01 竹の (713)
┣【1600】 re(3):極座標表示の目盛り 2007/6/26(火)15:04 yama (119)
┣【1601】 re(4):極座標表示の目盛り 2007/6/28(木)14:32 竹の (2075)

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